打ち水、浴衣、よしずを通る涼やかな風と風鈴の音色…古より五感で涼を感じてきた日本の夏の風物詩です。 そんな風情溢れる夏の風景に似合う、ちょっと小粋でかっこいい大人の浴衣の楽しみ方を見つけてみましょう。

Coordinate あなたのお好みは?
浴衣の色柄着せ替えて♪

大胆デザインの浴衣に
はんなりまとめ髪で夕涼み

きものだと派手すぎるのに、浴衣ならハッと目を惹く大胆な柄がオシャレに見えるんです。安っぽくならないように気を付けて。上質感あるシンプルな帯や小物を合わせ、こなれ感あるラフなまとめ髪にして憧れのオトナ女子に!

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素材感にこだわって本物志向に。
帯に大人の遊び心を

大人の浴衣美人を目指すなら素材にこだわりを。木綿の浴衣は、風合いや肌触りなど驚くほど多様。選ぶ時は実際に手に取って。素材重視のシンプル浴衣には、アクセントになるような色や柄の帯を合わせて、大人の技ありコーデが完成!

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One Point 年代別
着こなしワンポイント

  • 30代
  • 40代
  • 50代
  • 60代
レトロ柄と遊び心のある小物使いで
大人かわいい着こなし
人気のレトロ柄の中でも、大人女子ならビビッドすぎない色や柄を選んで。柔らかい色味の浴衣に質感の良い無地帯を合わせ、帯締めや帯留めで華やかさをプラス。
粋な帯結びで洗練された
大人女子コーデ
落ち着いた色合いと繊細で上品な浴衣が、女性らしさを際立たせます。みやこ結びや吉弥結びなど粋な帯結びに挑戦して、一目置かれる大人の着こなしを。
細やかな気配りで品よく
優雅さを纏う浴衣美人に
自然なまとめ髪と優しいナチュラルメイクで上品に。ニュアンスカラーの上質素材の浴衣に、シックな色味の帯を合わせて。衿元や裾が乱れないよう所作も美しく。
「伝統美×現代」
融合を楽しむ大人のお洒落
本物志向の浴衣が、年齢を重ねた女性の美を引き出します。手織りの風合いが美しい帯を合わせ、モダンな小物でアクセントを添えると技あり達人コーデに。

One rank up 奥の深い
「夏きもの」の世界へ

少しかしこまったシーンに
品よく涼やかな「夏きもの」

お食事会やパーティなど、浴衣だとちょっと場違いかな…という時には「夏きもの」がお勧め。盛夏なら「薄物」と呼ばれる絽、紗、麻など、透け感があり通気性の良いきもので見た目も涼やかに。夏だけの粋なお洒落を楽しみましょう。

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❖ 帯クリックタップして着せ替え!

trivia 大人の浴衣の「豆知識」

浴衣のおしゃれに役立つちょっとした豆知識をご紹介。
知っているだけで、いつもの浴衣姿がワンランクアップ?!

  • 1 素材
  • 2 帯の種類
  • 3 帯結び
  • 4 着方と小物
素材
柄だけじゃない!
素材選びを楽しむのがオトナ流
浴衣の素材は多種多様で、風合いや肌触りなどが全く異なります。

定番の「綿コーマ」は肌触りのよい平織りの生地。透け感があり涼しげな「綿絽」。シボのある素朴な風合いの「綿紬」。綿糸を撚りさらりとした質感の「綿縮」。シャリ感のある「麻」。綿と麻の特徴を兼ね備えた交織の「綿麻」。また透け感がありさらっとした手触りの「綿紅梅」や薄い絹地に綿糸を織り込んだ「絹紅梅」などの高級品もあります。

買う時は実際に手に取って色味や質感を確かめてみましょう。
帯の種類
普通の浴衣帯は卒業!
着こなしに差がつく大人の帯選び
帯を変えるだけでいつもの浴衣が別物に!セットなどに入っているカラフルな浴衣帯も可愛いですが、大人女子コーデには帯選びが最重要ポイント。
普段着のきものにも使える半幅帯なら、素材や柄なども豊富で結びやすい。値段も手頃なので何本か揃えても。

また名古屋帯を合わせればちょっとよそいきな雰囲気に。チープな浴衣だとちぐはぐな印象になるのでグレード感のある浴衣を選び、きもののように長襦袢や足袋をつけるのがおすすめです。
帯結び
いい女は後ろ姿で魅せる!
粋でカッコいいオトナの帯結び
覚えてしまえば意外に簡単な浴衣の帯結び。好みの結び方を見つけて、後ろ姿で差をつけましょう。

まずは基本の「文庫結び」とそれをアレンジした「リボン結び」。若々しく可愛らしい帯結びです。オトナかわいい着こなしには、ボリュームもあり優雅な雰囲気の「みやこ結び」がおすすめ。粋なカッコ良さを目指すなら「貝の口」や「吉弥結び」を。

帯結びが決まったら、帯揚げや帯締め、帯留めなどの小物でアクセントを添え、さらに魅力的に!
着方と小物
きもの風に着るのはアリ?
小物や履物の着用マナー
基本的に浴衣は自由度の高いカジュアル着なので厳しい決まりはなく、半衿や襦袢、足袋や草履を合わせてもOK。少しよそ行き感のある落ち着いた雰囲気になるので、大人の女性の着こなしには似合うと思います。
でもチープな浴衣だと違和感が出やすいので要注意。またフォーマル用の草履やバッグは絶対NG。必ずカジュアル用のものを。

浴衣の素材によっては、襦袢無しで一枚で着た方が素敵に着こなせることも。浴衣と帯の素材とのバランスやTPOに合ったアイテムを選びたいですね。

technique お悩み解決!
着付けテクニック

浴衣を着た時の困りごとといえば「着崩れ」と「暑さ」。
そんなトラブルを防ぐポイントや役立つ便利グッズなどをご紹介。

ひと工夫でカンタン!
着崩れしないコツ

着崩れを防止するには、暑くても補整をしっかりすること、腰ひもをきちんと締めることが重要。伸縮性があって苦しくならない便利な小袖ベルトがおすすめ。着用時は歩幅を小さく、所作も控えめにすると着崩れしにくくなります。

小袖ベルト >
夏の暑さもこれで解消
便利グッズを活用

うちわや扇子で涼をとったり、日傘で日差しを遮ることはもちろん、浴衣の着方で涼しさがかなり変わります。暑いからと下着をつけないのは逆効果。涼しい素材の下着を使い、着付け小物も通気性の良いメッシュ素材などに変えて。

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