きものレポート

ニッポン帯総選挙 in KYOTO

5/16(土)〜19(火)京都・外市の本社にて、日本一の帯を決める「帯の総選挙」が開催されました。

集結した帯の数は、過去最大級を誇る1,000本!
ほかにも帯締め1,000本、帯揚げ1,000本が会場を彩った画期的なイベントに、参加された皆さまも大興奮。
楽しい雰囲気の中にも真剣なまなざしで、最高の帯を選んでいらっしゃいました。

たくさんの皆さまからいただいた清き一票を集計した総選挙の結果はこちら。


1位「和唐組袋帯」/ひなや

奈良、飛鳥の時代、はるか遠くシルクロードよりもたらされた「組物」は、古来から宝物・権威の象徴としても珍重されていました。

複雑な手作業と多くの時間を費やして組み上げられることで知られており、その中でも最も高度な技術が必要とされる「唐組」は、複雑な糸の交差によって美しい菱形と柔らかな風合いを実現。「組物の王様」と呼ばれるにふさわしい、気品と風格のある表情と味わい深い手ざわりを表現しています。

2位「手織てつむぎ真綿本焼箔 トプカプ宮殿大華文」/洛陽織物

箔の輝きを帯に織り込む引箔は、和紙にプラチナ箔や金銀箔などを密着させて裁断し、これを緯糸に見立てて経糸の間に一本一本引き込みながら織り上げる、西陣特有の技法です。

こちらは純プラチナ箔と、手紡ぎの上質な極細真綿糸で織られた上品な引箔袋帯。真綿紬のしなやかな風合いとプラチナ箔の煌めきが楽しめる新感覚の逸品です。

3位「祥雲錦はけ霞1359」/加納幸

加納将資プロデュ-スの、まるで雲がなびくような風合いを唐織で表現した帯は、その立体感を出すために絵緯糸(えぬきいと)を250本練り合わせて織り込んでいます。

シンプルかつ物静かでいながら力強さは秀逸な作品。また、帯名にもある1359とは加納幸独自の色番のことで、どんなきものの色にも合わせやすいシックな色を出しています。

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