実践!きものコーディネート

初春の着回し術

新年から春にかけてはご挨拶や新年会、また卒業式や入学式などきものを着る機会が最も多い季節です。今回は3名のブリリアンツのとっておきコーディネートに加えてコート姿もご披露。この時期のお出かけに映える個性薫る装いをお楽しみください。

撮影/林 秀憲 ヘア&メイク/おおつか みつえ 協力/奥泉智恵 構成・文/林 みち子

part3 佐藤 あけみさん(宮城県在住)

  • 新春のお集りに最適な凛とした
    通好みの装い

    松をデザイン化した柄ゆきが新鮮な、モダンで爽やかな印象の訪問着です。松の柄に合わせて帯も線調子の銀地袋帯をセレクト。小物でより統一感を高めた装いは、新春のご挨拶やパーティでとても重宝しています。
    きもの/長嶋成織物 帯/長嶋成織物
  • この上なくエレガントで
    品格あふれる表情

    以前から一本は欲しかった由水十久氏の絵画をモチーフにした袋帯。銀地に品よく配された柄ゆきが控えめな輝きを放ち、華のある着姿に。社員の結婚披露宴でも大好評だった、ここ一番のコーディネートです。
    きもの/長嶋成織物 帯/長嶋成織物
  • はんなりとした友禅のコートは
    フォーマルに

    ホテルでのパーティや結婚披露宴など、フォーマルな場に出かける時に愛用している友禅のコートです。サーモンピンク地に唐花文様を配した甘く女性らしい一枚は、寒い日の外出の気分までも高めてくれます。
    コート/成田

Model Profile

妻として、3人のご子息の母として、また福祉関係や民間救急搬送会社を経営するご主人のサポート役として、多忙な日々をお過ごしの佐藤さんは仙台市にお住まいです。きもの好きなお母さまの影響で、若い頃からきものに興味のあった佐藤さんが着付教室に応募されたのは10年以上も前のこと。冠婚葬祭などフォーマルな席には必ず和服で出席されるというベテランきものユーザーです。
「息子たちの入卒式には母の手を借りて着付けていましたが、やはり自分で装いたくてお教室に通いました。染織の技術や本物の素晴らしさにも触れることができ、きもののある暮らしを心から楽しんでいます。自分へのご褒美ですね(笑)。長男が生まれるまでは幼稚園の教諭でした。ですからいつの日か和服姿で子供たちに書道を教えることが夢なんです」