きもので行く美術館

特別展「鳥獣戯画-京都 高山寺の至宝-」

日本で最も有名な絵巻、国宝・鳥獣戯画。本展では、全巻の修理を終えて、その魅力を一新した全4巻の鳥獣戯画に加え、国内外に所蔵される断簡5幅が一堂に集結。さらに、鳥獣戯画が伝来した京都・高山寺(こうさんじ)を鎌倉時代に再興した明恵上人(みょうえしょうにん)の信仰と深く関わる美術作品、高山寺ゆかりの至宝なども、かつてない規模で展観します。

2015年4月28日(火)〜6月7日(日)

  • 会場/東京国立博物館 平成館
  • 開室時間/9:30〜17:30
    (金曜日は20時、土・日曜、祝・休日は18時閉館、入館は閉館の30分前まで)
  • 休館日/月曜日
  • 観覧料/一般:1,600円(税込)

展覧会公式サイト http://chojugiga2015.jp

プレゼント

1. 抽選で5組10名様に、「観覧ペアチケット」をプレゼント。

※チケットの有効期限は 6/7(日)まで

2. 抽選で1名様に特別展「鳥獣戯画-京都 高山寺の至宝-公式図録」2,700円(税込)をプレゼント。

■ お申込み方法

ご希望品の番号をお選びいただき、住所、氏名、電話番号をご記入のうえ、下記のメールアドレスまで送信してください。(5/17 18:00締切)

お申込みは pr@wasou.com まで

プレゼントの応募を締め切らせていただきました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

鳥獣戯画のすべてが集結するのは日本初!

教科書などで、誰もが一度は目にしたことがあるといわれる鳥獣戯画は、甲・乙・丙・丁という4巻の絵巻物。平安末期から鎌倉時代の中でそれぞれ異なる時期に、異なる人物によって描かれたとみられ、絵を描いた人物も、何を目的として描かれたのかも不明という謎めいた作品です。各巻、約幅30cm×長さ10mという国宝は、2009年から4年の歳月をかけて、約100年ぶりに大がかりな修復が行なわれました。その際に新たな発見もあったそうで、会場では音声ガイドやパネルで、それらを解説しています。さらに同絵巻の一部が掛軸などに仕立て直された断簡(だんかん)を、国内外から一挙に集めて公開するのは日本初。この展覧会は、まさに鳥獣戯画の全貌を見ることができる絶好の機会なのです。

見ているだけでほっこり癒されます♪

鳥獣戯画4巻は各巻の前半部分を前期に、後半部分を後期に展示します。一度の観覧で全ての部分が見られるわけではありませんが、パネルで全場面は紹介されています。
前期:4月28日~5月17日 後期:5月19日~6月7日

鳥獣戯画といわれて、皆さんはどんな絵を思い浮かべますか?ウサギとカエルの相撲、サルを追いかけるウサギとカエル…あまりに有名なこれらのシーンは、甲巻に描かれているものなんです。墨線のみで生き生きと描かれた13種の動物たちが、人間さながらのユニークな表情や仕草で動き回る甲巻は、なんといっても一番人気です。 乙巻に描かれた16種の動物たちは、甲巻とはうってかわって、写実的な描写が特徴的。まるで動物図鑑のようですが、麒麟など空想上の動物などもいて、ファンタジーな世界観も楽しめます。丙巻は、前半部分には人々の遊戯、後半には擬人化された動物が描かれていますが、なぜ人間と動物が半々に?この謎の答えこそ、前述の修復作業で解明された最も大きな内容といえるかもしれません。そして、人々の儀礼や祭礼の様子をユーモラスに描く丁巻。一見するとラフな筆致ですが、間近で見ると、のびのびとした勢いがあって、デッサン力の高さが感じられます。

高僧とリス? 不思議な組合せの国宝にも注目

重要文化財「子犬」は可愛さNo.1。13世紀・鎌倉時代に作られた木像で、明恵上人が傍らに置いて愛玩したと伝えられています。

鳥獣戯画ばかりが注目されがちですが、他にも本展の見どころは満載。鳥獣戯画が伝わった高山寺は、1994年に世界遺産登録された京都の古刹。そのお寺を華厳宗の道場として鎌倉時代に再興した、明恵上人に関する美術作品も数多く展示されています。 中でも一際目を引くのが、国宝「明恵上人像(樹上坐禅像)」。まるで山水画のような風景の中に高僧の肖像画が描かれているのが異例ですが、一緒に描かれているリスにも注目!(とても小さいので、会場で見分けられた時には喜びも)実は、日本の絵画の中でリスが登場するのはかなりめずらしいのだそう。これは明恵上人が慕ったインドの聖者が描かれた「十六羅漢像」に影響を受けたといわれていて、この絵にもちゃんとリスがいるんですよ。会場でぜひ探してみてください。その他、国内外約30ヵ所から集められた計120件あまりの美術作品は、どれもこれも魅力的。必見です!

きもの好きの心をくすぐる魅惑グッズも

お楽しみは観覧だけではありません。扇子や一筆箋、グラスやTシャツにいたるまで、思わず手元に置いておきたいものがズラリと並ぶ、鳥獣戯画などが描かれたグッズ売り場も大にぎわいなんです。軽妙な筆致で遊び心があり、和の香りが漂う鳥獣戯画のデザインは、襦袢や帯、和装小物などにもたくさん描かれていて大人気ですよね。持っているだけで洒落た気分になれる鳥獣戯画グッズ。記念に、お土産に、会場でいろいろと手に取ってみてはいかがでしょうか。